第61回より7回に亘ってご紹介させていただきました段取り力も今回で
最終回になりました。
前回第102回~段取り力6~の続きから
「段取り力をアップする30の方法」をご紹介致します。
25.キーマンを見つけて、人脈を開拓する。
26.段取りで大切な事は「パーフェクト」でなく「テンポ」。
段取りの悪い人は、仕事をパーフェクトに仕上げようとします。
上司に提出しなければならない資料があれば、きれいにレイアウトを整えて、
誤字脱字もなく、資料のみばえをよくして、
パーフェクトに完成してから提出しようとします。
出来るだけ良い状態で提出したいという気持ちも分かります。
…やはりテンポを良くして、早い段階に要点だけをまとめて
提出したほうが良いと思います。
27.仕事をたくさんすれば、段取りは自然と身につく。
段取りが悪い人は、そもそも仕事の量が少ないものです。
それほどたくさん仕事をしていないので、コツがつかめていないのです。
コツがつかめていない状態で、工夫も段取りも考えようがありません。
…まずは、仕事の量を増やして慣れることによって、コツがつかめると思います。
28.時系列を記録すると、やる気が出る。
わたしの不思議な体験を、ひとつご紹介します。
ある日、職場で仕事をしていたときのことです。
その仕事というのは、長時間、単調な作業を繰り返すという内容でした。
…単調な仕事を長時間やっているとつまらないが、
時系列を記録していくと自分自身が、どのような状態にあるか、
記録されるので、やる気が出ると思います。
29.マナーそのものが、すばらしい段取りである。
テーブルマナー。仕事マナー。電車マナー。
30.段取りは、トラブルが起こることを前提に考える。
段取りを考えるときに、良く陥りがちな事は「順調な場合の段取りを考える」ということです。
トラブルもなく、順調に進むことを想定して、段取りを考えます。
・・・万が一トラブルがあっても計画通りに完結できる段取りを考える必要があります。
そうでないとトラブルの発生で全ての計画が崩れてしまい仕事が滞る原因になって
しまうのだと思います。
以上で段取り力に関してのご紹介を完了させていただきます。
少しでも普段の仕事の参考にしていただければと思います。
参考資料
段取りをよくて、豊かな時間を増やそう 作者 水口貴博