安全運転を維持するために、自分の運転を点検するためのチェックポイント
7項目を1項目ずつ7回に分けてシリーズで行います。
第5回.考え事や脇見をしていてハットすることはありませんか
車は1秒間に、時速40キロで約11メートル、時速60キロで約17メートル進行
しますが、その間に信号が変わる、前車が停止する、歩行者が横断してくる
など、交通状況は刻々と変化していきます。
そのため、たとえ短い時間であっても、考え事や脇見により周囲への注意が
欠けると、状況の変化に対応できず事故につながる危険性が高まります。
走行中は考え事や脇見はせず、周囲の状況にしっかり目を配って運転しましょう。
私は、20年前、横浜営業所で勤務していた頃の体験談です。
帰宅途中の出来事です。
私が会社の小型トラック(ダットサン)で、一方通行の静かな住宅街を走行中、
信号もない十字路に差し掛かった時、左側から一時停止を無視したバイクと
軽い接触事故を起こしました。
この時私は、選挙で応援する候補者の演説会が東京の小学校で行われるので、
遅刻しないよう、気持ちの焦りがありました。
心の中で、この気持ちの焦りがあり、接触事故を起こしてしまったのです。
走行中は、焦らず、考え事などをせずに周囲の状況を把握して目配り運転を
心掛けたいと思います。
参考資料(株)インターリスク総研 開発グループ
原稿担当:総務本部 細田隆一