SSG特殊液体ガラス塗装について
当社でご好評をいただいている特殊液体ガラス塗装(SSG塗料)に関して「SSGとは?」というご質問が多いので説明いたします。
SSGは特殊液体ガラスの製造方法の名称で SSGはSuper Sol-Gelの頭文字をあらわします。
Super:優れた、すばらしい
Sol:ゾル コロイド溶液(の様なもの)
Gel:ゲル コロイド粒子が集合して固まった状態のもの、ゼリー状のジェル化粧品が身近です。
ゾル-ゲル法とは化学反応を利用したガラスを作成する方法のひとつです。
我々の身近にあるガラス製品(窓ガラス、ガラス食器、ビンなど)は、珪砂と呼ばれる砂(地球をつくっている鉱物の代表です)を高温で溶かして冷却し、再固化してつくります。
一方、ゾル-ゲル法では熱溶解を使わずに、「金属アルコキシド(※)」呼ばれる常温で液体の材料を反応させてゼリー状のかたまり(ゾル)を経てからガラス(ゲル)をつくることができるため、産業界では合成ガラスの製造方法として知られています。
しかし、これまでに知られているゾル-ゲル法ではこのゼリー状のかたまり(ゾル)まではできましたが、硬いガラスを得るためにはこのゼリー状のかたまりを高温で焼いてガラスをつくっていました。
一方で、特殊液体ガラス塗料に組み込まれたスーパーゾル-ゲル法(SSG法)では、ゼリー状の固まり(ゾル)を経てから加熱をすることなく、硬くて透明なガラスに変化するため、薄くて硬くて耐久性のあるガラスが木材表面を保護して、これまでにない風合いの塗装仕上がりとなるのです。
(※)「金属アルコキシド」ガラスを構成する元素(ケイ素)を含む液体です。
化学は苦手、といわれるかも知れませんが、SSG特殊液体ガラスがどのようなものかはお分かりいただけたのではないかと思います。