一般社団法人サンクスフラワープロジェクト発信アーチゲートを今回 社内の持ち味、知恵、工夫を出し合って作成いたしました。
明治神宮表参道の大鳥居を通り、砂利道を行くと右側には全国のたる酒がならんでおります。
その先に名もない小道があり、そこを皆様が喜んで通るシンボリックロードにするためになにか作ってほしいという依頼を受けました。
東日本大震災後、世界中からご支援をいただいたことへの感謝と、明治神宮鎮座100年のお祝いを花に込めて、
逆境に負けず咲く花のような笑顔が東北と世界に溢れますように・・
“震災地の花たちで演出する”シンボリックロードのプロジェクトがスタート致しました。
先ずはその意を理解し、デザイナーにそのコンセプトを伝え、この何もない空間に何かを作るイメージを膨らませてもらいました。
次に出来上がったデザインを生産部に制作が可能かを相談し、作り方を考えてもらいました。同時に現場サイドからの意見を聞き、スムーズに納まるような知恵を出してもらい、制作図面を作ってもらいました。
生産ラインと現場サイドの打ち合わせを重ねて、初めてこのようなデザインされた通りのアーチゲートが完成いたしました。
アーチが完成したとたん人々はこの小道に足を踏み入れ、笑顔で桜の花を楽しんでおりました。
COVID19の影響で人々の自粛がある中、多くの人に今は楽しんでいただけないのが残念ですが11月1日までは設置しておりますので、終息を待ち、落ち着いたらぜひ違う土地、違う環境で育った花たちが共に咲く姿をご覧ください。
木材に付加価値を与え知恵・工夫を出し切った自社製品が完成されたこと、初めての内容の現場ですが持ち場の考えを集結して、一つのものを作ることに意見をすり合わせると、いろいろな可能性があることを経験いたしました。
逆境に負けず咲く花のような笑顔が世界に戻りますようお祈りいたします。
原稿担当:ウッドデッキ事業部 勅使川原智美