アセチル化木材『アコヤ』の基礎知識
アコヤとは、ラジアータパインというニュージーランドで
植林された松の木材をアセチル化という化学処理をした
アセチル化というのは、無水酢酸を高温・高圧でこのパイン材を
化学変化させることにより、木材の細胞組織に水を呼び込む水酸基を
水と結合しないアセチル基に置き換える化学処理のことです。
アセチル基に置き換わることによって細胞壁は水分を保つことが
できない性質へと変化し細胞壁に水分をため込まなくなります。
水分がたまらないことにより腐朽菌やシロアリが細胞を食源として
有効活用できない状態になり耐久機能が飛躍的に高まります。
併せて、木材の含水率変動が抑えられることで優れた寸法安定性が
加わり狂う、割れるということがほとんどなくなります。
木材の欠点であります腐る、狂う、割れることを極限にまでコントロールし、
地上50年、水中25年の長持ちする新しい夢の木材です。
原稿担当:業務本部 細田 隆一